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     岩手県立盛岡第一高等学校1968年(昭和43年)卒 


2002年度野外定例会の報告 〜 大澤邦雄 〜

 平成14年11月30日、予定どおり、恒例秋のハイキングを実施しました。
 参加者は若干予想を下回り、全部で2名でしたが、終日曇りという予報が外れて、絶好の好天であり、素晴らしいハイキング日和でありました。以下、結果報告です。   (俺は一日仕事だったのに・・・澤藤)
 09:20 水戸駅の水郡線乗り場で西村洋一君と落ち合い、09:23 袋田に向けて列車は出発しました。
 10:32 袋田駅に到着し、駅構内に置いてあった詳細な地図を片手に徒歩にて出発。
 ルートとしては、袋田の滝を見下ろす月居山(つきおれやま)を経由して、袋田の滝に降りる、という推奨されているハイキング・コースで、行程としては4〜5キロというものでありました。


写真1 月居山

 月居山(写真1)は、その峻険な形から月が居るように見えたから、と地元の人に聞きました。いかにもとんがった山です。鞍部に小さく建物が見えると思いますが、それが観音堂(写真2)で、昔はそこに光明寺という寺があったそうです。鞍部は峠ともなっており、月居峠と言われています。


写真2 観音堂

 この山の左側の峰は月居山前山と称し、右の峰を月居山と言います。因みに、右の月居山は月居城の跡もであり、遠くは佐竹氏の出城でしたが、幕末期、水戸藩の中で謀反を起こした天狗党が立て籠もった城としても有名です。この天狗党を鎮圧しようとして、水戸藩兵がここに来て起こった戦さを「月居峠の戦い」と言われています。結局は天狗党はここで負けて逃走し、遠く福井県に逃げたところで投降し、ほぼ全員が斬罪にされています。
 この観音堂内には、運慶作と伝えられる観世音菩薩(高さ1.8m)が安置されているそうです。ということで、ここにお参りした後、敷地内にある鐘楼(写真3)の鐘を一衝き(写真4)。低くうなる鐘の音が、遠くの山々にまで鳴り響きました。    (時計見ねで衝いてもえんだべが?)

 
写真3 月居山観音堂の鐘楼                      写真4 鐘を一衝きする大澤邦雄

 ここからの景色はまさに絶景でしたので、パノラマにして添付しました(写真5)


写真5 月居山観音堂からの眺望

 

 そこから袋田の滝までのルートは、鞍部から更に月居山前山頂上に登ってから降りるというもので、二百数十段の狭い階段が続く凄い下り道でした。ただし、景色は抜群、更に滝を上から眺められるビューポイントを通過することが出来ました。
 その途中、月居山前山の直下からは、遠く袋田の滝の北東方向に当たる所を見渡せました(写真6)


写真6 月居山前山の直下からの眺望


 更に降りて行くと、袋田の滝のわずか上流部にある「生瀬(なませ)の滝」を真下に見る地点を通りました。添付した写真は、もう少し降って、この滝のビューポイントから撮ったものです(写真7)


写真7 生瀬(なませ)の滝


 そこからもう少し降りていくと、袋田の滝の上流部に来ました。そこで撮ったのが、なんとも珍しい袋田の滝上流部のパノラマ写真です(写真8)


写真8 袋田の滝上流部

 

袋田の滝は、別名「四段の滝」とも言われており、ここはその最初の滝だと思います。この左手に、大きな落差のある大岩盤を滑り落ちる滝がある訳です。この景観を音と共にお伝えできないのが、残念です
 その流れを背景に、それぞれ記念写真をゲット。ここでは西村君の雄姿を(写真9)


写真9 袋田の滝最上段の滝を背景に西村洋一


 そして、階段を降りきったところで、袋田の滝を見学(写真10)


写真10 袋田の滝…きれいだな〜、雄大だな〜

 そこで、最後に参加者一同で記念撮影をしました(写真11)


 写真11 集合写真


 汗を流したところで、滝近くの食堂で打ち上げ会を実施しました。その店の「こんにゃく田楽」はこんにゃくもユズ味噌も味は抜群。辛口の地酒「八溝」の肴に、素晴らしい景色に乾杯しました。   (おいしさが文面から滲み出ている。チクショー、残念!と思う澤藤)
 最後に、余りにも美味しかったので、こんにゃくとユズ味噌をお土産に買って帰りました。
 そこから袋田駅に向かいましたが、まだ時間があったので、駅前の公園で更に追打ち上げを実施して、15:42発の水郡線の列車に乗りました。
 お酒が美味し過ぎて、時間の関係で最初に計画した温泉に浸かることを断念しましたが、ひたすら地酒とこんにゃくを賞味した以外、予定どおり行動しました。
 昨年の大月市の岩殿山登山も好天に恵まれましたが、どちらにも参加したのは私だけなので、どうも私は晴れ男のようです。
 賛同者が1名でも、今回のように決行します。            (来年は月末を避けて欲しいなと思う澤藤)
 では、また1年後、計画しますので、是非。              (ウン、ウン、是非、ぜひ)
 「こんな景色が見られるだから、来て良かった!(西村君)」    (んだべな)



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